10月13日(日)開催、全日本トライアル選手権 第6戦 和歌山・湯浅大会会場「湯浅トライアルパーク」へ向かうルートは現在、二ノ丸温泉から湯浅トライアルパークの間が工事により通行止めになっております。そのため『湯浅御坊道路・湯浅ICから約500メートルにある橋を左折する』ルートで会場へお越しください。現地の案内表示に従ってご来場ください。
湯浅トライアルパークから先にある施設へ向かう一般車両、大型トラックも通行しております。見通しの悪いカーブなどがありますのでご注意下さい。譲り合いをお願いいたします。
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全日本トライアル第7戦東北大会レポート
2021年10月31日(日)開催 宮城県スポーツランドSUGO 観客数:1,100人 天気:くもり
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第2戦関東大会から、5ヶ月の空白期間の後、東北大会が宮城県スポーツランドSUGOで開催された。この東北大会は第7戦とはなっているものの今シーズン3戦目。実質全5戦となった2021年シーズンの、ちょうど中盤の戦いとなる。全日本選手権4クラスと、オープントロフィー125の1名を含めて114名が秋空の東北大会で熱い戦いを演じた。
国際A級と国際A級スーパーの2クラスは第1セクションから10セクション、その他のクラスは第2セクションから8セクション、それぞれ2ラップで争われる。
国際A級スーパークラス
IAS 優勝:#1小川 友幸、2位#3黒山 健一、3位#6柴田 暁
難関は第2、第4、第6、第8、そして第10。これ以外はきっちりクリーンして、この難関をいかに抜け出るかという勝負になった。
しかし今回は、それ以外にも鬼門があった。トップグループは1ラップ目の中盤にして、持ち時間をほとんど使い切ってしまった。ペース配分の失敗だ。トップグループのほとんどは終盤のいくつかのセクションをトライせず、申告して5点をもらって持ち時間を節約することになった。それでも多くのライダーがタイムオーバー減点を喫し、小川友幸(ホンダ)は4点、氏川政哉(ホンダ)は6点ものタイム減点をとってしまった。
2ラップ目、5点なしで終盤まで走り抜いたのは小川だけだった。しかし小川は、1ラップ目に走らなかった第10を攻略できずに5点。それでも、2位にちょうど10点の点差をつけて、2ラップを終えた時点で、ほぼ勝利を手中にした。
IAS #1 小川…
全日本トライアル第8戦中部大会Day-2レポート
2021年11月14日(日)開催 愛知県キョウセイドライバーランド 観客数:1500人 天気:晴れ
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第3戦中部大会の翌日、第8戦中部大会は、2021年全日本選手権最終戦だ。2日間の開催だが、第6、第7、第9セクションは場所を移動してまったく新規のセクションとなり、その他のセクションも設定を変更するなどして、土曜日とはやや雰囲気を異にしている。
国際B級、レディースの半分が第5セクションからスタートする変則的試合形態はそのままだが、第3、第5をのぞいた8セクション2ラップで争われ、IASのSS(スペシャル・セクション)が設定されている。参加者は4クラス合わせて118名で、土曜日より9名ほど多いが、土曜日のみ参加する選手もいれば、日曜日のみ参加する選手もいた。
国際A級スーパークラス
IAS 優勝#3黒山健一 2位#5氏川政哉 3位#6柴田暁
この日の設定は、前日とはちがってセクションの難易度は高めとなっていた。土曜日には小川友幸(ホンダ)がオールクリーンを達成したが、2日続けてというのは無理そうだ。
それは、早くも第2セクションで明らかになった。オールクリーンどころか、3点で抜ける選手もごく少ない。18人の参加者中、ここを抜けられたのは3人、武井誠也(ホンダ)、久岡孝二(ヤマハ)、そして小川だった。
しかしその後、小川は第4、第6と連続5点を喫し、第2、第3と連続5点となった黒山健一(ヤマハ)に逆転を許して1ラップ目を終了した。トップは黒山の13点、小川は2位で15点。小川と同点クリーン数差で氏川政哉(ホンダ)が3位につけた。4位は野崎史高(ヤマハ)で18点。なかなかの接戦だ。
2ラップ目、氏川ががぜんスパートをかけた。第1から第3までただ一人クリーン。第9では5点になったものの、2ラップ目のスコアは9点。ラップを一桁で回ったのは氏川ただ一人だった。
#5 氏川政哉
氏川同様、2ラップ目にスコアをアップさせたのは柴田暁(ヴェルティゴ)だった。柴田は1ラップ目の20点から2ラップ目に12点まで減点を減らしてきた。しかし黒山、小川ともに1ラップ目と同様のスコアで2ラップ目をまとめてきた。はたして2ラップを終えた時点でのトップは氏川となった。2位黒山に3点差、チャンピオンを決めたばかりの小川には7点差だ。そして小川には1点差で柴田が迫っている。計算上は柴田までが優勝のチャンスがある。SSは、人工セクションの第1と、自然地形の斜面の岩場での第2が用意されていた。
SSも、今回は辛口設定だった。初めてSSを走る廣畑伸哉(ガスガス)が2点で走破したが、続くライダーはことごとく5点。柴田も小川も、氏川も5点となった。最後の真直角ブロックが難関だった。ここを黒山が2点で抜けきって、なんとこれで、氏川と黒山は減点数で並んだ。黒山は減点29クリーン8、氏川は減点29クリーン7。同点ならクリーン数が多い黒山が勝利する。…